フォントの使い方。


エディタやワープロソフトで使う

各種エディタで文字を入力→フォントを変えたいところを選択→フォントメニューから好きなフォントを選ぶ
だけですが、気を付けないといけないことも一応あります。

「日本語入力した文字(全角英字も含む)に欧文フォントを指定しても無駄」ということです。文字化けします。
その逆は大丈夫ですが(和文フォントにはたいてい欧文文字も入っているので)。

また、1バイトかな/カナフォントを使いたい場合は、「英数(欧文)入力モードでかな打ち」しなければいけません。
ローマ字入力ではでたらめな文字が出てきてしまいます。
キーボード配列を確認しながら、各種かなフォント入力支援ツールを併用するといいと思います。


ホームページで使う

Webサイトで特殊なフォントを使いたい場合、普通はこのように画像にして使います
<FONT>タグで特殊なフォントを指定しても、ホームページを見るすべての人がそのフォントをインストールしているわけではないので、ほぼ無駄です。

画像(JPG,PNG,GIF形式)にすれば、テキストオンリーブラウザでない限り、確実に表示されます。
画像へ文字を入れるやり方がわからない!という人は、Googleなどで「文字入れ 講座」で検索してみましょう。

ロゴ画像を作るのにオススメのフリーソフトはこちら。
Caption Generator(For Win)
PictBear Second Edition(For Win)
Seashore(For MacOSX)

※サイト用の画像は、JPG,PNG,GIFのいずれかの形式にしましょう。
BMP形式は、Macのブラウザでは全く表示されません。

例外として、誰のパソコンにもインストールされているフォントの場合は、<FONT>タグで指定しても有効です。
例えば、Winなら「MS ゴシック」、Macなら「Osaka」などです。
そういった、多くの人がインストールしていると想定されるフォントは、タグで指定するのもひとつの手です。

タグでフォントを指定するときに注意しなければならないことは、そのフォントの正式な名称で指定しなければいけないということです。
正式な名前はどこを見ればわかるのかというと、Winではコントロールパネルフォルダ内のフォントフォルダに表示されているフォントファイルの名前、Macではフォントスーツケース(フォントファイル)自体を開いたときに表示される名称が正式な名称です。
簡単に言えば、「MS ゴシック」は「MS ゴシック」というのが正しい名称なので、「MSゴシック」と英字部分を半角にしたり、半角スペースがなかったりすると、きちんと表示されません。

明朝体で表示させたい場合を例に取りますと、HTMLタグを

<FONT FACE="MS P明朝,細明朝体,ヒラギノ明朝 Pro">
明朝体で表示させたい文字

</FONT>


にすると、WinでもMacでも、ほとんどの環境で「明朝体で表示させたい文字」のところが明朝体で表示されるはずです。

タグ内の「MS P明朝」はWin用、「細明朝体」はMacOS9以下用、「ヒラギノ明朝 Pro」はMacOSX用の指定です。

タグでの指定も、知識を持った上でうまく使えば有効ですが、普通に可愛い文字を表示させたいのであれば、画像にして使う方が簡単で効果的です。

FONTタグではなくスタイルシートを使う手もあります。
とほほのWWW入門」さんなどでお調べください。


ブラウザやメールの表示として使う

各種ブラウザ/メーラー(メールソフト)で設定します。
設定の仕方は、お使いのソフトによって異なります。
メーラーのフォントはなるべくなら等幅フォントがいいでしょう。理由はこちらへ。

注意したいのは、特殊なフォントを設定してメールを送っても、送信相手には反映されないということです。
ただし、相手のメールソフトが同じで、相手のパソコンにも同じフォントが入っていれば表示されるはずです。


システムフォントとして使う

システムフォント、というのはデスクトップのアイコンの名前やウィンドウのメニュー、警告などの表示に使われるフォントのことです。
当然ながら、日本語OSでは欧文フォントは指定できません(文字化けします)ので、2バイトの和文フォントを指定します。

Windowsのシステムフォントの変更については、GoogleなどでOSのバージョン名(Windows8など)&『システムフォントの変更』などのキーワードでWeb検索してください。

XPの場合では、デスクトップで右クリック→プロパティで「画面のプロパティ」を開き、「デザイン」タブ→「詳細設定」を開くと、そこで一部のフォントを変更できます。
ただ、「画面のプロパティ」では、システムで使われているすべてのフォントが変更できるわけではありません。
すべてのシステムフォントを変更するには、レジストリなどを自己責任で書き換えるしかないようです。

MacOSX以降の場合では、「TinkerTool」(Free)というツールを使用すると、システムフォントの一部が変更できるようです。

OS9の場合は、コントロールパネルの「アピアランス」のフォント項目でできます。
ここで変えられるのは「ラージ・システムフォント(FontPatchin'(リンク切れ)というソフトを使うと英字と日本語で別々のフォントが指定できるようになります)」と「Finder表示用フォント」だけです。
「スモール・システムフォント」は通常選ぶことができません。

※「スモール・システムフォント」の変更の仕方も以前は説明してあったのですが、リンク先のサイト様が閉鎖なさっていることなどのため、記事を削除しました。

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